内科は全国平均41位の医師数

神奈川県内の医療施設に従事している医師数を見てみると、診療科目ごとに特徴があることがうかがえます。
例えば、内科医の数は年々順調に増えてはいるものの、しかし、全国的に見れば順位は41位と、決して十分な数が揃っているとは言えません。

この順位は、人口10万人に対して何人の医師がいるかという数字を元に弾き出されたものです。
全国平均は56〜57人といったところ。
それに対して神奈川県では46人ほどですから、人口10万人に対して10人ほど内科医が少ない状況が浮き彫りになっている状況です。

内科は多くの患者が頼りにしている診療科目です。
不調を感じればまず足を運ぶ分野のため、内科医が不足している状況を楽観視することはできません。

 

外科は全国平均45位の医師数

外科分野に目を移してみると、これは内科よりも深刻です。
人口10万人当たりの医師数では、全国平均が22人ほどであるのに対して、神奈川県の医療施設に従事している医師の数は15人から17人程度
さほど差がないように感じるかもしれませんが、人口の多い神奈川県においては、かなりの数の医師が足りていない状況を示しているのです。

全国順位では45位と、ほぼ最下位の位置
問題は、内科医と比べて順調に増えている様子がうかがえないことでしょう。
外科医の確保は喫緊の課題となっており、もしこの分野で転職を考えているのであれば、神奈川県内の病院も選択肢の一つとして考えてもらいたいものです。

産婦人科の医師は特に不足

こちらも楽観視できず、早急に人材を確保しなければならないのが産婦人科医です。
やはり人口10万人に対して何人の医師が働いているかを示す数値を見てみると、全国平均が42人ほどに対して、神奈川県は37人ほどと5人程度少ない状況です。
順位では全国40位と、やはり下から数えた方が早い状況が続いています。

単純な人数で見た場合は700人を超えているため、内科医同様に順調に増加傾向にはあるものの、人口増の影響で人口当たりの医師数が足りない現状を変えることができていないと考えられます。

小児科の医師は特に不足

小児科医も例外ではありません。
人口10万人当たりの医師数は、全国順位で見れば31位と、内科医、外科医、産婦人科医と比べればマシではありますが、それでも上位に食い込むには程遠い状況です。

横浜や川崎といった地域では、小児科医の数は充足傾向が出てきています。
問題は、それよりも西側に位置する地域です。
このように、同じ神奈川県内でも格差があることは否めません。

 

ちなみに、人口10万人当たりの小児科医の数は、全国平均は約103人、神奈川県は約97人となっています。